2020年の編集フロー
Classicから無印まで、Lightroomの変遷が半端ないので、編集フローを見直しました。
従来はこんな感じで環境を共存させていたのですが、Luminar4の導入で事情が変わってきました。今回はその辺りを考慮したフローにしています。
あくまで私のものですが、ご参考ください。
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読み込みはLightroomで行う
なんだかんだで便利なのはLightroomで、Adobeのクラウドストレージでシームレスに各端末で参照でき、非常に強いです。特に、iPad/iPhone/Mac/Windowsと複数環境で管理している場合は必須だと感じます。
他の方法ですが、
・NASを導入する(初期投資分+ネットワーク知識が必須)
・他のクラウドで管理する(RAWファイルを管理する場合は容量が問題)
・ローカルで管理端末を持ち歩く(外付けHDDなど、配線がめんどくさい)
といった方法がありますが、デメリットも併記しておいた通りなのでお勧めしません。
選別もLightroomで行う

まずはLightroomで選別します。撮影の方法は人それぞれなので、ワンショットでかっちり撮る人、バーストで撮る人、様々かと思いますが、ブレやらピンやらで成功失敗はカメラには付き物。
人によっては時間単位で1000枚撮るような人もいるので、セレクションは必須の作業です。まずはLightroom(無印)で「不採用」から。
その後、枚数を減らして再度、今度は「採用」を決めます。
ここは出先でiPadを使うシーンが多いです。サクサク操作できます。
二回セレクションを行う理由は?
一回目のセレクションでは完全に使えない写真、いわゆる失敗写真を弾きます。
人間は選択する際に多量のエネルギーを使います。写真だと構図、表情、光などなど、様々な要因で成功失敗が出るます。多様の要素と多量の画像を両方相手にするとどうしても時間の無駄なので、先に失敗を弾きます。
二回目のセレクションでは選択の要素を減らして採用を決めます。
悩む要素はまだまだありますが、それでも「決めやすく」なりますので、スムーズに進めることができます。こちらは採用したものを編集用のアルバムを作ってそこに保管しておきます。
次にLightroom Classic ccへ
以前の記事の通り、Classic CCで写真現像を行います。
NAS経由ではなく、Adobeクラウドを使った方がいいです。
NASを経由した場合、まれにファイル参照ができなかったり、ドライブのマウントの仕方で不具合が出たりとあります。
私の場合はMac/Windows環境なので、Lightroom(無印)MacでRAWを外付けHDDへ読み込み、クラウド経由でLightroom Classic CC Windowsへ同期しています。
この段階で現像がLightroomで完結するのか、Photoshop/Luminarへ渡すのかを決めてしまいます。
そこから最終現像へ

Lightroom Classicの編集能力は大変便利で、ユーザーとしてはいい加減無印と統合していただきたいところなのですが。
Luminarに渡すケースは肌の修正や光の具合などの細かい修正が多い場合です。
Photoshopで処理するケースは合成しなければならない場合だけです。
Luminar4は現在(3からのようですが)バグがあり、特定環境下でLightroom経由で写真現像をした場合、Tif保存でマシンクラッシュが多発します。フォーラムで定期的に上がる不具合なのですが、修正はまだのようです。
そんな状況なので、Lightroom Classicで編集用フォルダを作り、元ファイルをLuminarで開いて編集、保存し、再度読み込む形で対応しています。クラッシュしない場合は直接やりとりできるので便利ですね。
編集におけるファイル管理のコツは
現像ソフトによって、どこに強いのか、何をしたいのかが変わってきます。NikCollectionを使う場合や、VSCOを使う場合などなど。Lightroom Classicで完結させることもできますが、タブレットが現状だとクラウド同期が限定的だったりと無印を間に挟めないとうまくいかないケースが多々あります。
そうした時、元ファイルがどこにあるのかを意識しておくとリカバーが効きやすいので保存場所だけはしっかり意識しておくといいでしょう。
余談:iPadでのLightroom、RAW現像について
まず、直接読み込みはできません。
SDカードリーダーで直接読み込ませようとしても認識してくれません(カメラがSONY系の場合のみ検証、2019/12)。Wi-Fi経由で読もうとするとjpgで引っ張りますので、二度手間です。
どうしても読みたい場合は、USB-Cケーブルを用意して、カメラから直接読ませることは可能です。出先で便利なのですが、iPadの容量の問題と読み込み時間の問題からあまり実用的ではありません。また、母艦で接続した際にファイルが重複したりしますので、あくまで緊急用の入り口としています。
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