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そもそもポートレートとはなんぞや?
肖像画、肖像写真のことだそうです。実際、私も撮る前はスナップでも顔と表情があればいいんじゃないの?と思っていましたが、いやはや奥が深い。

スナップとの違いはなんだろう?

スナップは表情を切り取る。ポートレートは作り出す。
この違いはとても大きくて、ポートレートの鍵は表情を以下にして創り出すかにかかっている。

モデルは友人のK君

スナップ撮影的なノリでファインダーをのぞいたが、上のはただ立ってもらって目線だけ指示したもの。

こちらは「神様に感謝をしながら静かに祈って」と指示を出したもの。雰囲気はそれぞれあるものの、表情は如実に変化している。
いい表情こそが写真の価値だと教わっているし、そのための技法を学んでいる。
やっていることや手法はビジネスとの親和性も高く、参考になることばかり。人と接して人を笑顔にできるのが写真だと実感した。

どうやって表情を作るのか?

普段からの関係性?もちろんそうしたものが下地にある場合もあるだろうけれど、現場に行っていざ初対面のモデル相手にどうやって表情を引き出すのか?

答えは容易ではないのだけれど、一つはモデルと同じテンションになること。人の感情は同調する。つまらないと思っている人といるとつまらないし、楽しい人といると楽しくなる。この原理を使ってプロは仕事をしているらしい。
写真家と呼べる人とは何人かからしか話を聞いたことがないけど、とてもエモい人が多い理由がわかったような気がする。
エモい写真を撮るためにはモデルにエモくなってもらわなければないので、普段からそうしているんだなあと実感した。

テーマが暗い場合はどうすればいいの?

僕のテーマは基本的に寂しさ。
撮影してみたい場所は廃墟なんだけど怖くていけない。
ので、モデルさんに表情を出してもらったり、背景を幼少期のイメージにしたりして撮影してる。なので神社や下町を探してよく撮影に奔走している。

橋の下はとにかく雰囲気を感じる

キリっとした真面目な表情や寂しげな一瞬をファインダーに収めたい。
スナップが基本なんだろうけど、こうして表情を作ってもらって、なるべく暗めの撮影を心がけてみる。

他にも、一瞬テンションを陽方向に上げてから、「最後に一枚締めで行きたいので表情を作って欲しい」が効果的とも教わった。撮影中、終始寂しそうにしているのはとても疲れるし、撮影自体が楽しくなくなってしまう。何事も楽しいのが最高だけど、表現したいことが逆のベクトルなので、こうした工夫で乗り切っていきたい。

あとはシチュエーションの説明も効果的で、自分の寂しさについて説明してから開始したりもしている。特に女性は想像でいくらでも表情が変わるので効果的だった。ストーリーから連想される感情が表情に出るので、嘘の表情にはならない。
コスプレ撮影も幾度かさせてもらったが、僕には無理だったのが偽物感。結局、殺陣をしたことがない人がいくら殺陣をしても本物にはなれないわけで、そこを補うように努力していくのを楽しめない僕には無理だなあと思った。逆に作品愛に溢れる人だと表情も似てくるから不思議とそこは本物感を感じた。
このやり方だと連想から表情が出るわけで、すごく親和性を感じる。来月はモデル撮影を考えているので楽しみだ。

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